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PSYCHO-PASS サイコパス

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大ヒット御礼、『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』花澤香菜 舞台挨拶レポート

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2015年2月14日(土)、東京・新宿バルト9、池袋シネマサンシャインにて、『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』大ヒット御礼、常守朱役の花澤香菜さんによる舞台挨拶が行われました。そのダイジェストレポートをお届けします。

登壇した花澤さんは、まず「ハッピーバレンタイン!」と、当日がバレンタイン・デーであったことに引っかけて挨拶。
そして満員の客席に『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』の鑑賞回数を聞いてみると、この日初めて鑑賞した人をはじめ、5回、さらには10回以上鑑賞した人もいることがわかると、「本当にありがとうございます!」と感激の表情に。
「じつは私も『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』を観に、このあいだ映画館に行きました。完成披露試写会の前にスタッフの方からDVDをお借りしたので自宅でも観ていたんですが、それを観ながら「これは映画館に行かないといけない!」と。大スクリーンで観ると映像や音響の迫力がすごくて!」と興奮気味に感想を披露しました。

舞台挨拶では、本作で共演したキャストの皆さんやスタッフから集められた質問に対して花澤さんが答えるコーナーも展開。くじ引きBOXが登場し、そこから質問の書かれた紙を引いていきます。
唐之杜志恩役の沢城みゆきさんからは「実際にこの人みたいに、こんな雰囲気に憧れる、そんな理想の女性像はありますか?」という質問が。それに対し、「それこそ志恩さんのような色気を出したいですね」と答えると、会場のリアクションを見て「なんか残念そうな「はぁ」という感じを出さないでくださいよ!(笑)」と声を上げ、「やっぱりああいうかっこいい女性は憧れるところはありますよね。」とコメント。
霜月美佳役の佐倉綾音さんからは、「(本編で嫌われ役とも言える)美佳のことを香菜さんに「かわいい」とおっしゃっていただきとても救われた気持ちになったのですが、それでも、本当に正直なところ美佳にイラッとしたことはありますか?」という質問。「イラッとはしなかったです。美佳のああいう態度を受け止める朱を演じていたからかもしれませんけど、あとは、あやねる(佐倉さんのニックネーム)がかわいいから許せちゃう(笑)」と公私ともに仲のいいお二人ならではの返答。
狡噛慎也役の関智一さんと宜野座伸元役の野島健児さんからはおふたりらしい変化球な質問が飛び出し、笑顔を見せながら、ご自身として、そして常守朱として返答をし、会場を沸かせます。

スタッフから劇場版で苦労した点について聞かれると、「やっぱり英語ですかね…。塩谷監督からも事前に「英語あるよ」と脅されていたので(笑)。でも、劇場版はそういうシーンもあってあの世界観が保たれていると思います。」と話してくれました。1期、2期、劇場版と経る中での朱の成長については、「劇場版で見せている姿って、1期の最初の朱から考えると想像もできなかったですね。」。そして、シリーズを通してのアフレコについては、「スタジオに行くまでの電車の中で、毎回気持ちを作っていくようにしていました。(朱が過酷な状況に追い込まれるシナリオで)色相が濁りまくりで電車に揺られていました。」と、グッと役に入り込んでいた当時のエピソードを披露してくれました。

そして、六合塚弥生役の伊藤静さんからは、質問ではなく、「香菜ちゃんが役に取り組んでいるのを隣で感じられる時間がとても好きでした。本当におつかれさまでした。」という労いのメッセージが。花澤さんは「アフレコではいつも静さんの隣に座らせていただいていて。ものすごく居心地よくしてくださっていたんです。本当にうれしい!」と感激していました。 舞台挨拶のラスト、スタッフから『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』の上映館が増えたことを聞いた花澤さんは、「本当に応援してくださるファンの皆さまの支えがあってこそだと思います。ありがとうございます。まだまだ『PSYCHO-PASS サイコパス』を私も盛り上げていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。7月にはスペシャルイベントもありますが、その前に、公安局入局式、私もやりたいです!その時は皆さん、特に女子、ぴったりスーツで!(笑)」と明るくメッセージを贈り、イベントを締め括りました。

<大阪レポート>
大阪での舞台挨拶。キャストからの質問の中で前日の東京では登場せず、ただひとり残っていた雛河翔役の櫻井孝宏さんからの質問が披露されました。
その内容は、なんと心理テスト。「あなたが欲しいパンを買おうとしていると、横取りされてしまいました。取ったのは何歳ぐらいの人ですか?」という質問に、花澤さんは「50歳くらいの男性」と返答。この問題でわかることは、答えた人の精神年齢。ということは花澤さんの精神年齢は50歳…?「やばい(笑)。精神年齢を下げないと…。」と花澤さん。さらに櫻井さんからもう1問テストが出され、「買うときは凄い欲しかったが、ほとんど着てない服があります。その服の色は?①赤②青③黒④黄色⑤白 」という質問が。花澤さんは「赤!」と答えました。この質問では「答えた人の素顔がわかる」とのこと。赤を選んだ花澤さんは「情熱的な行動派。いつもは控えめだけど心の中に熱いものを秘めている」。それを聞いた花澤さんは嬉しそうに「やった!」とガッツポーズ。ちなみに、青を選んだ人は「冷静で知的。いつもは陽気に振舞っていても、実はいつも冷静に客観的な目を持っている」。黒は「偏屈なへそ曲がり。反抗心旺盛なひねくれ者」。黄色は「独創的な個性派。人と同じことをするのが大嫌いな性格の持ち主」。白は「無邪気な清純派。純粋な心の持ち主」とのこと。

最後に会場に集まったファンに対し、花澤さんは『PSYCHO-PASS サイコパス』応援の御礼と笑顔で舞台挨拶を終えました。

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1月22日(木)劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス 黒幕スタッフ討論会inシアターレポート

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1月22日(木)に新宿・バルト9にて、『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』の塩谷直義監督、ストーリー原案・脚本の虚淵玄(ニトロプラス)さん、同じく脚本の深見真さん、音響監督の岩波美和さんによるトークショー『黒幕スタッフ討論会 in シアター』が開催。『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』を作り上げた、まさに“黒幕”といった面々が、満員の映画館で秘話を披露しました。

作品の見どころについて、塩谷監督は「もちろんすべて」と回答しつつも、好きなシーンとして「宜野座が●●を殴るシーン」を挙げました。じつはその戦闘シーンではちょっとした秘密が隠されていることも明かし、「よ~く観るとわかります」と話しました。殴り合い」と挙げた虚淵さんは「アニメであそこまで詳細に描くのは本当にすごいと思いました。TVシリーズの時は自分も取材に立ち会いましたが、劇場版でのあのこだわりは、執念というか(笑)」と、迫力の映像に驚いたことを挙げ、該当するシーンでは、インドネシアを中心としたマレー地方発祥の武術「シラット」の専門家の協力を得て、インドネシアで1位と2位の選手による参考用ビデオを撮ったことが話題に上りました。
そして深見さんが挙げたのは「拷問のシーン」。「最初に書いた脚本は、狡噛が全裸で逆さ吊りにされて、そこにある男の幻覚が現れて……と言う、今考えるととんでもないシーンでした(笑)。」虚淵さんも「本読みの段階ではいくところまではいくと話していて……」と言ったところで、塩谷監督が「さすがにそれがあがってきたら止めます(笑)」と返し、会場を笑わせました。「実際の映画本編では格好良くなっていて、それを観て「やり過ぎは良くないな」という自戒の意味を込めて選びました。」と深見さん。
岩浪さんは音響監督ならではの理由から「銃火器バトルのシーン」。「銃火器を使ったシーンは音響的にも聞かせ所でした。これだけの大きなアクションをやる映画の音を作るというのはそうそうないことなので、やっていて血がたぎりました。大きな画面とクオリティの高い大音響というのは映画の醍醐味ですからね。最大限に活かせるようにスケールの大きい音にしました。」。

制作で苦労したところについては、『外国語』と挙げたのは岩浪さん。アンコールワットでの葬儀のシーンについて「まず、(現地語である)クメール語やベトナム語のお経を現地で収録して、それをキャストさんに完コピしてもらって皆で録るという手間をかけました。」と紹介。
また現地語のセリフではガイドの音声を元に日本人で収録したものの、現地の方に聞いてもらったところ「何を言ってるかわからない」と言われてしまい、結局それらのセリフは実際の国の方にお願いして録り直したといったエピソードが語られました。
虚淵さんは「尺」という点。約110分の映画に物語を収めることの難しさを挙げました。監督はじめ皆で話し合いながら、作品全体としての見え方、スピード感を考えながら作り、当初シナリオにあったシーンをカットすることもあったそうです。
そして深見さんは「ルタガンダ」をピックアップ。「キャラクターを掘り下げることができるTVシリーズではなく映画ということで、その尺の中で敵役であるルタガンダをどうすれば印象的に描けるかを考えました。だから、彼が本や故人から引用する言葉に凄く気を使いましたね。」と紹介しました。

最後にそれぞれよりメッセージが贈られ『黒幕スタッフ討論会 in シアター』は締めくくられました。

虚淵
今だから言いますが、これだけストレートにエンタメまっしぐらな脚本は自分としても初めてだったので、大丈夫なのかな? という不安がありました。しかし演出、音、声優さんの演技がその不安をすべて払拭して盛り上げてくれました。ありがとうございます。

深見
自分は凄く映画好きなのですが、僕の名前をこんなに凄い作品に入れてもらえて感無量です。この仕事に誘ってくれた虚淵さんに感謝です。そして素晴らしいフィルムを作ってくれた塩谷監督ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

岩浪
大げさに言うと日本映画の音を変えたいぐらいのつもりで作ったので、映像はもちろん音も良かったと言ってくださる方がとても多くて感謝しております。一人でも多くの方に「劇場で観ないとだめだよ」と薦めていただければと思います。

塩谷
公開する前は観てくれる方がいるかな?と不安だったのですが、初日から本当にたくさんの方が映画館に来て頂いていると聞いてとてもありがたいなと思っています。これからも応援よろしくお願いします!ありがとうございました。

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PSYCHO-PASS サイコパス 2 花澤香菜 最終回直前インタビュー

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いよいよ最終回第11話放送を迎える『PSYCHO-PASS サイコパス 2』。シビュラシステムに裁きを下そうとする“透明人間”鹿矛囲桐斗との対峙、自らを黒く染めようと暗躍する執行官の東金朔夜との対峙、そしてシビュラの正義と自らの正義との対峙…。主人公・常守朱を演じた花澤香菜による、最終回直前スペシャルインタビュー。

花澤香菜:常守朱
―全11話のアフレコを終えた今の率直な感想を教えてください。
ホッとしました(笑)。「2」では1期に比べて朱ちゃんが背負うものがすごく大きくなって、私自身が朱ちゃんについて考えることも多くなって、収録している期間はずっと気持ちが張りつめていたというか。なので、収録が終わって、まずホッとしました。でも終わってしまってやっぱりさびしいですね。

―2期の収録に臨むうえで考えていたことはありますか?
2期では狡噛さんがいなくて、朱ちゃんがみんなを引っ張っていかなきゃいけない立場になって。1期で狡噛役の関(智一)さんが本当に素晴らしいお芝居をされていて、その背中を追ってやっていたというか。ああいう風に現場でできていたら一番いいんだろうな、と思っていました。下ネタを言うとかではなくて(笑)。

―朱は1期から2期ですごく成長している姿を見せてくれました。彼女を演じるうえで心がけていたことはありますか?
塩谷監督から「第2期は朱ちゃんにかかっているぞ!」と脅しをかけられたのですが(笑)、お話を読むと、朱ちゃんが色々な事件に関わり、解決へと導く役なので、確かに責任は重大だと感じます。しっかり演じていきたいと思います。また、第2期に入って、新キャラクターが登場するのですが、皆さんにも好きになって頂けるようなとても素敵なキャラクターばかりですので、ぜひご覧になって頂きたいです。

―2期では朱に降りかかるものもすごく大きく、重くなりましたよね。
はい。その中でも、やっぱりお婆ちゃんがああいうことになってしまったのがすごく重かったです。1期の時から、朱ちゃんがお婆ちゃん子だっていう設定はありました。いつか家族が登場するかも、ということを塩谷監督が匂わせていたんです。やっと心が休まる、素の朱ちゃんでいられる人が出てきた!と思ったら…。

―朱のPSYCHO-PASSを濁らせるために……。
そうですね。それと、4話で青柳さんが死んでしまった時の事件も…。朱も「なにをやっている!」って叫びました。1話で、爆弾犯をなんとか殺さないで逮捕しようとしていた朱の想い、それを踏みつけられたような気がして。あの時は苦しかったですね。

―そんな中でも朱は成長してきました。
はい。いっぱいいっぱいなところもありましたけど、すごく強くなりましたね。

―いよいよ最終回。視聴者の皆様にメッセージをお願いします。
これまで十分に重いものを背負ってきた朱ちゃんですが、最終回ではまたドーンとでっかいものを背負うことになるので、ぜひ最後まで、「2」の決着を見届けてもらいたいと思います。

―その劇場版が来年1月9日に公開となります。
「2」の最終回を観た後にじっくり考えていただいて、そこから劇場版を観るとより楽しめると思います。それと、私は劇場版のシナリオを読んだときに「これが見たかったんだよ!」って思ったので、ぜひ観てください。

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